0%

これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず

目次

昨日高校生クイズを見ていて(リアルタイムで見れなかったので、勤務終了後、tverで見ました。)

感じたことを書きたいかなと思います。

高校生クイズ

2026年の全国大会出場校を見ると、

灘。

東大寺学園。

洛南。

北野。

渋谷教育学園幕張。

浅野。

ラ・サール。

早稲田。

など。

いわゆる、

難関高校がかなり多い。

それを見ながら、

ふと思いました。

偏差値が高いから、クイズが強いのか。

それとも、

クイズを面白がれるくらい好奇心が強いから、結果として勉強もできるのか。

たぶん、

そんな単純な因果関係ではないでしょう。

でも、

教育という意味では、

かなり面白い問いだと思います。

知ることを楽しむ

クイズって、

冷静に考えれば、

知らなくても困らないことだらけです。

地理。

歴史。

科学。

文学。

スポーツ。

芸術。

時事。

雑学。

「それ覚えて、

将来何に使うの?」

と言われたら、

困る知識もたくさんある。

でも、

クイズが好きな人は、

そんなことを考えません。

知ること自体が面白い。

もはや楽しんでいるまである。

論語でこれを知る者はこれを好む者に如かず。

これを好む者はこれを楽しむ者に如かず 

という言葉が出てきます。

物事を知っている者は、それを好んでいる人には及ばない。物事を好んでいる人は、それを楽しんでいる者には及ばない。

という意味ですが、

まさにその通りだなと思います。

勉強を「役に立つ・立たない」だけで考えない

中学生、高校生と話していると、

たまに言われます。

「古文って将来使います?」

「因数分解って大人になって使います?」

「歴史の年号を覚えて何になるんですか?」

気持ちは分かります。

でも、

全部に、

即効性のある意味を求めてしまうと、

勉強は、

めちゃくちゃつまらなくなります。

逆に、

「へえ、そうなんや。」

が増えてくると、

勉強は面白くなる。

なぜ空は青い?

なぜ英語ではこう表現する?

なぜ戦争は起こった?

なぜこの公式になる?

 

琵琶湖って、

どうやってできたんだろう?

一つ知る。

すると、

また一つ疑問が生まれる。

その疑問を調べる。

また、

知らないことに出会う。

勉強って、本来この繰り返しなんじゃないでしょうか。

勉強も、クイズだと思ったら楽しい

例えば、

英単語。

「この単語の意味は?」

クイズです。

歴史。

「鎌倉幕府を開いたのは?」

クイズです。

化学。

「この条件なら何が生成される?」

クイズです。

数学だって、

少し違いますが、

「この条件だけを使って、答えを出せるか?」

という謎解きです。

国語も、

「この筆者が言いたいことは何?」

という謎解き。

そう考えると、

勉強とクイズって、

それほど遠くありません。

「正解した!」は本来、気持ちいい

クイズ番組を見ていると、

難しい問題に正解した瞬間、

めちゃくちゃ嬉しそうですよね。

勉強だって、

本来同じです。

昨日まで分からなかった問題が、

今日、

解けた。

知らなかった英単語が、

長文に出てきて、

意味が分かった。

日本史で覚えた出来事が、

別の出来事とつながった。

「あ、分かった。」

この瞬間は、

本来かなり気持ちいい。

でも、

学校の勉強になると、

点数。

順位。

偏差値。

内申。

宿題。

受験。

いろいろなものがくっついて、

いつの間にか、

「知ることそのものの楽しさ」

を忘れてしまう。

これは、

少しもったいない。

好奇心旺盛な生徒は伸びる

教育に携わっていて、

伸びる子は、

好奇心旺盛な子だなと感じます。

知らない言葉が出てきた。

「先生、これどういう意味?」

歴史で、

「なんでこの国はそんなことしたんですか?」

理科の問題を解いていた。

「これ、条件変えたらどうなるんですか?」

数学を解いていた。

「別解ないんですか?」

こういう質問。

めちゃくちゃいい。

テストに出るかどうかなんて、大事かもしれないけど、

それ以上に、

疑問を持つこと自体に価値があると思います。

好奇心の芽を摘まないでほしい。

よく、小中学生の保護者様から、

勉強でも関係のないことに興味を持ってばかりで、効率がわるいからどうすればいいかと

ご相談をいただくことがあります。

 

確かに、受験生なら、効率よくやることが大切になることが大事なこともあります。

ただ、非受験生なら、興味のあることをとことん、調べる姿勢のほうが、大切です。

短期的には、非効率かもしれないけど、長期的には、伸びますよという話をさせていただいています。

なぜなら、

「勉強しなさい。」

と言われなくても、

好奇心があるので、

勝手に学び始めるからです。

最強なのは「勉強している感覚がない人」

ゲームが好きな人に、

「今日もゲームの勉強3時間頑張ったね。」

とは、

あまり言いません。

本人は、

頑張っている感覚がない。

面白いから、

やっている。

クイズも、

同じです。

問題が出る。

考える。

分からない。

答えを見る。

「へえー!」

次の問題。

これを、

勉強でもできたら強い。

「今日は3時間勉強しなければ。」

ではなく、

「これ何なん?」

から始まる。

その好奇心が、

気づけば、

3時間の勉強になっている。

これは、

理想的な学び方の一つだと思います。

勉強を、もう一度クイズに戻そう

小さい子どもは、

めちゃくちゃ質問します。

「なんで?」

「これ何?」

「どうして?」

本来、

人間は、

知らないことを知りたがる生き物なのかもしれません。

でも、

いつの間にか、

勉強が、

テストのため。

内申のため。

受験のため。

になってしまう。

もちろん、

受験生なら、

点数は取らないといけません。

青山予備校も、

塾なので、

そこから逃げるつもりはありません。

でも、

それだけになったら、

もったいない。

勉強も、でっかいクイズです。

世界中に、

まだ知らない問題がある。

答えを知ったら、

また次の問題が出てくる。

その繰り返し。

高校生クイズを見ながら、

そんなことを思いました。

偏差値が高いから、クイズが強いのか。

好奇心が強いから、偏差値が高いのか。

答えは、

簡単には出ません。

でも、

一つだけ言えることがあります。

「知りたい」は、勉強のめちゃくちゃ強いエンジンです。

勉強がつまらなくなったら、

一回、

点数も、

偏差値も、

忘れてみる。

そして、

目の前の問題を、

クイズだと思ってみる。

「これ、なんで?」

そこから、

勉強はもう一度、

面白くなるかもしれません。

勉強を、楽しもう。

世界は、

まだ知らないことで、

できています。