高校受験が終わったら遊んでいい?中3保護者に知ってほしい「大学入試のリアル」

こんにちは。青山予備校、柏原です。

高校受験まで、

あと数か月。

中学3年生は、

いよいよ受験モードに、

入ってきました。

滋賀V模試。

定期テスト。

内申点。

過去問。

志望校選び。

ここから、

高校受験に向けて、

ラストスパートです。

そして、

無事に高校へ合格したら、

保護者様も、

こう思うかもしれません。

「とりあえず、これで一安心。」

もちろん、

高校受験が終わったら、

少しくらい、

ゆっくりしていいと思います。

部活を、

頑張るのもいい。

高校生活を、

楽しんでほしい。

でも、

一つだけ、

知っておいてほしいことがあります。

大学受験は、高3から始まるわけではありません。

 

今日は、

中3生と保護者様に、

高校へ入る前に知ってほしい、

「大学入試のリアル」

について書きたいと思います。

「高校に入ってから考えればいい」では、遅いことがある

大学受験なんて、

まだ先。

中3なら、

そう思いますよね。

大学入試は、

18歳。

今は、

15歳。

3年もあります。

でも、

実際の高校生活では、

思っているより、

ずっと早く、

進路選択が始まります。

 

多くの高校が、

高校1年生の秋までに文理選択を実施している

事実があります。

つまり、

高校へ入学して、

半年程度。

そこで、

「文系?」

「理系?」

という、

かなり大きな選択を、

迫られることがあります。

高1の1学期だけで「自分は理系無理」と決めてしまう

これは、

僕も危険だと思います。

高校へ入った。

数学が、

急に難しくなった。

最初の定期テスト。

思ったより、

点数が取れなかった。

そして、

「自分、理系無理やわ。」

と、

決めてしまう。

実際、高1の1学期のテスト結果だけで「自分に理系は無理」と判断してしまう高校生が少なくない印象です。

でも、

高校数学なんて、

始まったばかりです。

まだ、

数か月。

そこで、

自分の可能性を、

決めてしまっていいのでしょうか。

今、

数学ができない。

だから、

理系には向いていない。

ではありません。

「できない」

と、

「向いていない」

は、

別の話です。

そもそも大学入試は、昔より複雑になっている

保護者世代の大学受験と、

今の大学受験。

同じように、

考えないほうがいいと思います。

現在の大学入試には、

一般選抜。

総合型選抜。

学校推薦型選抜。

があります。

しかも、

それぞれ、

単純ではありません。

一般選抜なら、

共通テスト。

個別試験。

記述。

大学によっては、

実技や小論文など。

総合型・学校推薦型なら、

書類。

志望理由書。

面接。

小論文。

プレゼンテーション。

さらに、

大学によって、

大学入学共通テストを、

組み合わせる場合もあります。

 

今の大学受験は、

「高3になってから受験科目を勉強すればいい」

だけでは、

語れなくなっています。

「推薦なら勉強しなくていい」は危険

ここも、

中学生・保護者様には、

早めに知っておいてほしいです。

最近は、

総合型選抜や、

学校推薦型選抜も、

かなり身近になりました。

すると、

こんなイメージを、

持つことがあります。

「推薦なら、一般入試ほど勉強しなくていい。」

でも、

これは、

かなり危険です。

 

例えば、

千葉大学看護学部の学校推薦型選抜の例として、

書類・小論文・面接などによる選考を経た合格内定者であっても、

その後の大学入学共通テストで、

指定教科・科目の総得点が、

おおむね65%に達することを、

最終合格の条件とすると書かれています。

つまり、

推薦=学力不要

ではありません。

国公立大学では、一般選抜の割合が大きい大学もある

「今は、

推薦で大学へ行く人が多いんでしょ?」

これも、

半分正しくて、

半分危険です。

確かに、

総合型選抜や学校推薦型選抜は、

重要になっています。

でも、

大学によって、

入試構成は、

大きく違います。

 

2026年度入試の募集定員比率では、

岡山大学は一般選抜69%、

広島大学83%、

鳥取大学73%、

島根大学60%になっています。

つまり、

少なくともこうした国立大学では、

依然として、

一般選抜が、

大きな割合を占めています。

「これからは推薦の時代だから、一般入試の勉強はいらない。」

そんな単純な話ではありません。

「指定校推薦で早く安心したい」も分かる。でも……

知名度の高い総合大学なら安心。

実家から通える大学なら安上がり。

資格が取れる学部なら就職も大丈夫。

そして、

「指定校推薦で確実に受かるところから進学先を選んでほしい。早く安心したい。」

。

これ、

気持ちは、

すごく分かります。

親なら、

子どもに、

失敗してほしくない。

できれば、

安全な道を、

歩いてほしい。

でも、

大学へ入ることが、

人生のゴールではありません。

実際、指定校推薦で、入学したものの、入ってみて、思ったと違ったと仮面浪人すべきか相談されたことも多々あります。

総合型・推薦型は「高校生活そのもの」が問われる

対策も、

総合型選抜や、

学校推薦型選抜では、

高3になって、

突然対策を始めればいい。

とは、

限りません。

面接でよく聞かれるのが、

志望動機。

自己アピール。

高校生活。

大学生活。

学業。

推薦入試について。

学部・学科に関連するニュース。

最近読んだ本。

などです。

これ、

よく考えてみてください。

「高校生活で、

何を頑張りましたか?」

高3の夏に、

急に聞かれても、

過去は、

作れません。

高1・高2の過ごし方が、そのまま受験材料になる

部活。

生徒会。

探究。

資格。

ボランティア。

読書。

研究。

学校行事。

日々の勉強。

何でもいいと思います。

大切なのは、

自分で選んで、自分で動いた経験があるか。

です。

だから、

推薦を考えている人ほど、

「高3から受験生」

ではありません。

高校1年生から、

すでに、

大学入試につながっています。

「高校受験が終わったから自由にさせよう」は悪くない

「高校受験も終わったし、高校生活が落ち着くまでは自由にさせたい」

「受験が近づいたら予備校でもいい」

「高校から、塾は不要と言われた」

「指定校推薦で大学へ行く人も多いらしい」

「大学附属校に入ったから受験の心配はない」

といった考え方を持つ親御様もいらっしゃいます。

 

僕は、

高校入学直後から、

毎日何時間も、

大学受験勉強をしろ、

とは思いません。

高校生活も、

楽しんでほしい。

部活も、

やればいい。

友達とも、

遊べばいい。

でも、

「何もしない」と「高校生活を楽しむ」は違います。

高1から毎日5時間勉強する必要はない

必要なのは、

高3と同じ勉強量ではありません。

高1なら、

まず、

学校の授業を、

しっかり理解する。

英単語を、

少しずつ覚える。

数学を、

分からないまま放置しない。

定期テストで、

一夜漬けをしない。

大学を、

少しずつ調べる。

オープンキャンパスへ、

行ってみる。

これだけでも、

全然違います。

高校合格を「ゴール」にしない

中学受験なら、

12歳。

高校受験なら、

15歳。

大学受験なら、

18歳。

どれも、

人生の途中です。

第一志望の高校に、

受かった。

もちろん、

喜んでいい。

めちゃくちゃ、

喜べばいい。

でも、

そこで、

物語を終わらせない。

高校受験は、

最終回ではありません。

次の第1話です。

中3の今から「大学受験」を始める必要はない。でも、知っておいてほしい

中学3年生に、

今すぐ、

大学受験の参考書をやれ。

と言いたいわけではありません。

今は、

高校受験に、

集中すればいい。

ただ、

高校に入ったら、

3年間ある。

ではなく、

高校に入った瞬間から、選択が始まる。

ということだけは、

知っておいてほしい。

文理選択。

科目選択。

評定。

部活。

探究。

資格。

オープンキャンパス。

志望大学。

一般選抜。

総合型選抜。

学校推薦型選抜。

全部、

少しずつ、

つながっています。

まとめ|高校受験の次まで見て、高校を選ぼう

高校受験。

大切です。

だから、

今は、

本気で頑張ってほしい。

でも、

保護者様には、

もう少しだけ、

先を見てほしいと思っています。

「どの高校に受かるか。」

だけではなく、

「その高校で、3年間どう成長するか。」

そして、

「18歳のとき、どんな選択肢を持っていたいか。」

まで、

考える。

高校受験の、

その先には、

大学受験があります。

そして、

大学受験の、

さらに先には、

大学生活があります。

さらに、

その先には、

社会があります。

だから、

高校受験を、

ゴールにしない。

大学受験も、

ゴールにしない。

受験は、

次の環境へ進むための、

一つの手段です。

高校受験が終わったら、

少し休んでいい。

遊んでもいい。

部活に、

熱中してもいい。

でも、

自分の未来まで、休ませない。

高校1年生から、

少しずつ、

自分の進路を、

自分で考えていく。

それが、

3年後、

大きな差になると思っています。

受験生になった瞬間に、受験が始まるわけではありません。

高校生活そのものが、

次の進路につながっています。

だからこそ、

高校合格の、

もう一歩先まで。

中3の今から、

少しだけ、

考えておいてほしいと思います。




指定校推薦、校内選考に落ちたら。その後やるべきこと5選。

こんにちは。青山予備校の柏原です。

「指定校推薦の校内選考に落ちた。」

「ここから一般受験に切り替えて間に合う?」

「もう9月なのに、何から勉強すればいい?」

指定校推薦を狙っていた高校3年生にとって、校内選考で落ちるのはかなりショックだと思います。

評定を意識して定期テストを頑張ってきた人ほど、簡単には切り替えられないでしょう。

しかし、最初に一番伝えたいことがあります。

指定校推薦の校内選考に落ちた=大学受験に落ちた、ではありません。

終わったのは一つの受験ルートです。

一般選抜や、条件が合えば他の選抜方式など、ここから検討できる道はあります。

今回は、指定校推薦の校内選考に落ちたあと、何をすればいいのかを5つに分けて紹介します。

まず「次に使える選抜」を確認する

最初に確認したいのは、

「もう一般選抜しかないのか?」

ということです。

学校や時期、大学によって状況は異なります。

別の推薦枠への応募が可能なのか。

他の学校推薦型選抜を検討できるのか。

総合型選抜で出願できる大学が残っているのか。

一般選抜へ切り替えるのか。

ここは自己判断せず、学校や塾の先生に確認しましょう!

最近は、国公立大学でも、共通テストが免除される学校推薦型選抜もあります。

私立大学志望には盲点になりがちですので、注意してください!

ただし、

推薦を探し続けること自体が目的にならないように注意してください。

一般選抜へ切り替える可能性が高いなら、受験勉強も同時にスタートする必要があります。

一般受験する大学・学部・入試方式を決める

一般選抜へ切り替えるなら、

いきなり参考書を買うのではなく、

受験校を決めることが先です。

第一志望だけではありません。

チャレンジ校。

実力相応校。

安全校。

それぞれ候補を出します。

さらに重要なのが、

「大学名」だけで終わらせないこと。

同じ大学でも学部や入試方式によって、必要科目や配点が異なることがあります。

だから、

大学 × 学部 × 入試方式

まで確認します。

指定校推薦から一般受験へ切り替える人は、一般受験を最初から考えていた人より準備期間が短い場合があります。

だからこそ、

戦いやすい方式を探すことも立派な受験戦略です。

入試科目と配点を調べる

志望校候補が決まったら、

次は入試科目を調べます。

例えば私立大学なら、

英語・国語・社会の3科目なのか。

2科目で受験できる方式があるのか。

得意科目を生かせる配点なのか。

外部英語資格を利用できるのか。

大学・方式によって条件は異なります。

ここを確認せず、

「大学受験だから、とりあえず英語と数学」

のように始めるのはおすすめしません。

理系でも、選択科目で、国語が選択でき、数学不要で受験できる方式の大学もあったりします。

残された時間には限りがあります。

数学を100時間勉強すれば、その100時間は英語や国語には使えません。

必要な科目へ時間を集中させることが重要です。

 

受験校の過去問を一度見る

「まだ過去問を解けるレベルじゃありません。」

それでも構いません。

一度、見てください。

この段階では高得点を取ることが目的ではありません。

どんな問題が出るのか。

英語長文はどれくらい長いのか。

文法問題は出るのか。

国語は現代文だけなのか。

記述問題はあるのか。

試験時間はどれくらいなのか。

実際の問題を見ることで、

「これから何を勉強すればいいのか」

が具体的になります。

過去問は最後に実力を確認するだけのものではありません。

受験勉強の方向を決めるための資料でもあります。

月ごと、週ごとのやるべき内容を確定させる。

次にやることは、試験日から逆算して、月ごと、週ごとのやるべきことを決めるです。

この際のポイントは、優先順位をつけることです。

指定校推薦の校内選考に落ちた直後は、焦ります。

「英文法もやらないと。」

「単語も足りない。」

「古文もやばい。」

「日本史も終わってない。」

「映像授業も見よう。」

「新しい参考書も買おう。」

気持ちは分かります。

でも、

全部やる時間はありません。

特に高3の9月以降なら、

「やったほうがいい勉強」

を全部やっている余裕はありません。

必要なのは、

「合格するために、今一番やるべき勉強は何か」

を決めることです。

新しい参考書を5冊始めるより、

必要な1冊を仕上げる。

苦手科目を全部克服しようとするより、

配点と現在地を見て優先順位をつける。

残された時間が短いほど、

勉強量だけではなく戦略が重要になります。

指定校推薦に落ちてから一般受験は間に合う?

これは非常に気になるところだと思います。

結論として、

「9月からなら絶対に間に合う」とも、「もう遅い」とも一律には言えません。

現在の学力。

志望大学。

必要科目。

これまでの学習状況。

入試までの残り期間。

これらによって大きく変わります。

例えば、指定校推薦を目指していたとしても、定期テストに向けて英語や国語をしっかり勉強してきた人なら、完全なゼロスタートではありません。

一方で、

一般受験で必要な科目をほとんど勉強していなかった場合は、かなり急ぐ必要があります。

だから重要なのは、

「間に合いますか?」と悩み続けることではなく、「間に合わせるために何をするか」を決めることです。

指定校推薦のために頑張った3年間は無駄?

これも、無駄ではありません。

評定を取るために、

定期テストを勉強した。

提出物を出した。

学校の授業を受けた。

そこで身につけた知識は、一般選抜でも使えます。

ただし、

ここからは勉強の目的を変える必要があります。

これまでは、

「定期テストで点を取る」

ことが大きな目標だったかもしれません。

一般選抜では、

「入試問題で合格点を取る」

ことが目標になります。

似ているようで、同じではありません。

ここからは、

入試問題から逆算して勉強を組み立てていきましょう。

校内選考で選ばれた友達と比較しない

これも難しいと思います。

自分は落ちた。

友達は選ばれた。

しかも、その友達は一足先に進路が決まりそう。

悔しいでしょう。

でも、

その子の結果を考え続けても、

あなたの第一志望の合格可能性は1%も上がりません。

その子にはその子の受験。

あなたにはあなたの受験があります。

ここから見るべきなのは、

隣の席の人ではありません。

第一志望との距離です。

指定校推薦に落ちた翌日にやってほしいこと

ここまで読んで、

「結局、何からやればいい?」

という人へ。

まずは次の5つです。

① 学校に他の選抜方式について確認する
② 一般選抜の受験校候補を決める
③ 入試科目・配点・方式を調べる
④ 第一志望の過去問を見る
⑤ 試験日から逆算して週ごとの計画を立てる。

ここまでやれば、

「指定校推薦に落ちた。」

という状態から、

「一般受験を始めた。」

という状態に変わります。

この差は大きいです。

9月の不合格を、2月の合格への伏線にする

今は、

「指定校推薦に落ちた。」

という出来事しか見えないと思います。

でも、

この出来事が良かったのか悪かったのか。

本当の答えは、

まだ決まっていません。

ここから本気で一般受験に切り替える。

勉強する。

成績が上がる。

そして、

一般選抜で第一志望に合格する。

もしかすると、

指定校推薦で狙っていた大学より上の大学に合格するかもしれない。

そうなったとき、

9月の出来事の意味は変わります。

だから、

今ここで自分の大学受験に結論を出さないでください。

答え合わせは、2月でいい。

指定校推薦の校内選考に落ちた。

悔しい。

でも、

大学受験に落ちたわけではありません。

ここから、

戦略を立て直す。

そして、勉強する。

戦略や計画が不安なら、遠慮なく相談に来てほしいです!

9月の不合格を、2月の合格への伏線にしよう。

あなたの大学受験は、

まだ終わっていません。